- コラム
脱炭素とは?②
前回、なぜ脱炭素を目指すのかの理由の一つである「地球温暖化」について書かせていただきました(脱炭素とは?① – EV充電コンシェルジュ (dual-hd.co.jp))が、今回は、もう一つの理由「科学燃料の資源が無くなる」について書かせていただきます。
前回のコラムでも掲載しておりますが、
脱炭素とは、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を実質ゼロにすることです。
脱炭素を実現した社会を「脱炭素社会」といい、日本政府は2050年までに脱炭素社会を目指すと宣言しております。
「温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする」とは、全く排出しないのではなく、脱炭素の取り組みで温室効果ガスの排出量から植物によって吸収される量を差し引いて「実質ゼロ」を目指すことです。
現在の経済活動や日常生活の中で温室効果ガスの排出をゼロにするのは不可能です。
そのため、脱炭素社会を実現させるためには温室効果ガスの排出量を減らすだけでなく、植林や森林管理で温室効果ガスの吸収量を増やすための取り組みが必要となります。
これは日本に限った話ではなく、120以上の国と地域が2050年までに脱炭素社会の実現に向けて取り組みを進めているのです。
その取り組みを進めなくてはならないもう一つの理由として化学燃料の資源がなくなってしまうからという事があげられます。
世界は化学燃料を燃やして得られるエネルギーによって発展してきました。
しかし、このままのスピードで化学燃料を消費していると、近い将来には資源がなくなると予想されています。
化学燃料の資源の種類は、大きく分けて次の4つです。
そしてそれぞれ科学燃料には寿命があると予測されております。
・石油(50年)
・天然ガス(53年)
・ウラン(137年)
・石炭(134年)
※2017年時点
このように、化学燃料は埋蔵量に限りがあるので、使い続ければいつかはなくなってしまいます。
そのため、化学燃料に代わるエネルギー資源を確保することが、より重要な課題となってきました。
科学燃料の資源がなくなると「ガソリンが使えなくなる」「プラスチックが作れなくなる」など車、飛行機、医療器具、衣料品など、わたくしたちの生活に大きな影響を及ぼします。
地球温暖化を食い止めて、限りある資源が枯渇しないよう、ひとりひとりが意識して行動を変えることが大切です。
「使い捨てのプラスチック製品を購入しない」「マイボトルを持ち歩いてペットボトル飲料を買わない」など、今すぐにでもできることはたくさんあるので、自分は脱炭素の取り組みに関して、何ができるのか考えてみてください。
その他にも再生可能エネルギーを使った電力を供給する電力会社を利用するのも効果的です。
契約すれば以降は家庭で使う電力が再エネ電気になるので、毎日の電気使用による温室効果ガスを削減できます。
まずは、現在契約している電力会社が再エネ電力を供給しているかどうかチェックしてみてはいかがでしょうか。
当社が出来ることは、EV充電器を設置し、二酸化炭素(CO2)排出をゼロにすることができるEVの普及をサポートすることです。
脱炭素とEV充電器設置にご興味ある方は是非当社までお問い合わせください。