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大手電気メーカーのEV事業参入から考察する”価格革命”の兆し

  • コラム

大手電気メーカーのEV事業参入から考察する”価格革命”の兆し

ホンダとソニーが設立した「ソニー・ホンダモビリティ株式会社」は、EVAFEELA(アフィーラ)」の試作品2024年モデルを六本木ヒルズで公開。日本国内では初めての公開となり注目を集めました。「AFEELA(アフィーラ)」の国内販売は26年を予定との事です。

 

出典「六本木ヒルズHP

Meet AFEELA日本初Prototype 2024展示 | 六本木ヒルズ – Roppongi Hills

https://www.roppongihills.com/events/2024/09/0361.html

 

ソニーグループといえば、電子機器、音楽、ゲーム、映画制作と幅広く事業を手掛けている大手総合電機メーカーですが、ソニーによるEV事業への参入は、驚きをもって報じられたことが記憶として新しいです。

 

AFEELA(アフィーラ)」公開と同月、シャープは親会社「ホンハイ精密工業」と共同でEV開発を進め、数年後をめどにEV車販売に乗り出すことを東京都内で開かれた事業説明会にて発表しました。

 

出典 NHK「シャープ EVの開発などの事業に参入 親会社のホンハイ精密工業と共同で | NHK | EV(電気自動車)」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240906/k10014574551000.html

 

さらに東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催したシャープの技術展示イベント「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」では、EV(電気自動車)のコンセプトモデル「LDK+」を公開。ソニー同様大手電機メーカーのシャープが、着実にEV自動車メーカーとしての実地を踏んでいることが伺え、今後ますますEV開発が加速していくことでしょう。

 

出典 SHARPEV(電気自動車)のコンセプトモデル「LDK+」を「SHARP Tech-Day’24 “Innovation Showcase”」で公開」

https://corporate.jp.sharp/news/240906-a.html

 

大手電機メーカーとしては、設計・製造に複雑なプロセスを要するEV自動車業界への参入は、単独では利益採算が取れないリスクがあります。それを回避するため、電気メーカーとしての強みを「自動車メーカーとのEV車共同開発」や「販売のパートナー提携締結」で活かす事に活路を見出したようです。

 

こうした異業種企業によるEV事業参入は、将来的にEV車のラインナップを充実させ、エンドユーザーへ提供する選択肢を増やすことが予期されます。同時にEV車購入のネックとなってきた販売価格の値下げ競争を企業間で呼び起こすきっかけとなることが大いに期待されます。

 

冒頭でご紹介したソニー、シャープといった大手電機メーカー=異業種企業による積極的なEV車開発のメッセージは、将来的に他の異業種企業の参加を加速させ、EV車の自動車販売価格に革命を起こす「前兆」といえるのではないでしょうか。

 

こうした嬉しい兆しがあるなかで、日本政府は脱炭素化社会実現に向け、補助金でEV普及を後押ししています。特に注目となるのがEV充電器設置工事に対する補助金政策です。

今期のEV充電器設置に対する補助金受付は締め切りとなりましたが、毎年の補助金予算額の増額傾向から予想するに、来期補助金予算も大変期待できます。

今回ご紹介したソニーやシャープだけでなく、今後とも異業種企業によるEV事業参入の流れは拡大していくことと見込まれます。それだけでなくEV充電器設置の補助金を背景に、2024年以降もEV市場のさらなる拡大が期待されていますので、充電器設置にご興味のある方はぜひ当社までお問い合わせください。

 

お問合せ先

株式会社DUALホールディングス 「EV充電コンシェルジュ」

ev-concierge@dual-hd.co.jp