以前のコラムでV2H・V2X機器についてお伝えしましたが、

V2Hとは「Vehicle to Home」を意味し、EVカーやPHVカーに蓄えられた電力を流用し自宅の家庭で使用できるシステムの総称になります。クルマ→家庭の場合は「放電」、家庭→クルマの場合は「充電」となります。

また、V2Xは「Vehicle to X」を意味し、クルマと「何か」（例えば蓄電池等）との相互接続や相互連携を呼称しています。

今回は株式会社デンソーソリューション様の「V2H-充放電器　製品施工研修会」に参加したのでその内容をお届けいたします。

株式会社デンソーソリューションは愛知県に本社を置き、「乗用車・商用車など自動車分野、住宅、工場、オフィス関連分野におけるデンソー・デンソーテン製品をはじめとする様々な製品の販売、サービス業務」を行っている会社です。

株式会社デンソーソリューション トップページ (denso-solution.com)

研修会は板橋区にある関東支社にて行いました。

研修は機器・施工の2部に分かれており、お客様へご案内する際に注意して頂く点や、

設置の際の手順などを受講し、実際にEVカーから放電し施設内への給電を体験できました。さすが自動車向け製品を多数扱っているだけあって、「このEVカーの場合はこのように接続・・」「このメーカーの車種の場合はソフトウェア更新が必要！」など、普通にカタログを見ているだけでは気づかない事を知ることができ、貴重な体験となりました。

以前のコラムでも触れましたが、V2H機器の補助金は「個人宅にも適用」となります。

災害時の電源確保として、企業だけでなく個人宅でも近年非常に注目が集まる製品となっております。

実際2019年の千葉台風15号では最大64万戸が停電し、千葉県を中心に甚大な被害が出ました。その時にデンソーソリューション様への問い合わせはものすごい数になったとの事です。

車種、ご自宅の電気系統などをお教え頂ければデンソーソリューション製のV2H充放電器がご使用できるかご案内可能となっておりますので、お気軽にお問合せ頂ければと思います。