- コラム
スバルのPHV開発中止からみる各メーカーの動向
12月20日の日経新聞で「SUBARU(スバル)は、プラグインハイブリッド車(PHV)の開発を中止する」と報じられました。
大型の電池とエンジンの両方を搭載するPHVは価格が高く市場が伸び悩み、EV(電気自動車)とHV(ハイブリッド車)に絞るとの事です。
EVシフトに伴う巨額の開発費はメーカーが主となっており、開発・製作する車種をメーカーが選別する動きが広がってきています。
現在の車の燃料種別は大枠で下記に分類されます。
①ガソリン車・ディーゼル車
ガソリン、ディーゼルを燃焼させエンジンを駆動させます。
②EV(電気自動車)
車載のバッテリーに電気を充電し、その電気を使ってモーターを回し駆動させます。
③HV(ハイブリッド自動車)
ガソリンと電気の2種類の動力で動き、走行時や減速時のエネルギーを利用して自動的に充電するクルマです。バッテリーに電力が残っている時はモーターだけで駆動するEVとして走り、バッテリーが無くなったらガソリンを燃焼させモーターを駆動させます。
④PHV/PHEV(プラグインハイブリッド自動車)
Plug-in Hybrid Vehicleの略で、メーカーによってはPHEVと表記していますが同じものとなります。外部電源からの充電が可能なハイブリッド車を指します。
⑤FCV(燃料電池自動車)
Fuel Cell Vehicleの略で、水素と酸素の化学反応から電力を取り出す発電機構で、これで得た電力をモーターへと送り駆動させます。
SUBARU以外の主要メーカーの動向は下記となります。
・日産
2030年度までに15車種のEVを含む23車種の電動車を導入し、ニッサン、インフィニティの両ブランドをあわせてグローバルに電動車のモデルミックスを50%以上とすることを目指すと発表。
・トヨタ
2030年におけるEV車の販売目標台数を年間350万台とすることを発表。車種においても30車種にまで展開する計画を示す。
・ホンダ
2030年までにグローバルで30車種のEVを投入し、年間200万台を生産することを目指すと発表。
・マツダ
EV車比率を従来(2021年6月公表)の25%から、25~40%と上方修正した。日本国内のEV生産向けにパートナーからの電池調達を強化するほか、電池生産への投資も視野に入れるとの事。
燃料別新車販売台数の割合(普通乗用車・2021年)
まだ市場では圧倒的にハイブリッド車が優位な状況となっておりますが、国内のEV化の流れは活発になってきています。
上記の様に各自動車メーカーも本格的にEV化に向け指針を出しており、ソニーホンダモビリティから2026年後半にEVが国内受注受付開始予定など、日々新たな車種やメーカーのニュースが飛び込んできています。
当社では脱炭素化社会の実現の為にはEV車の普及が必須と考えており、その為のEV充電器ステーションの設置に向け活動しております。
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