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EV充電器の耐用年数

  • コラム

EV充電器の耐用年数

EV充電器は8年程度使えることを目標におおよそ設計されています。ただし、設置環境により耐用年数は大きく異なり、海に近い塩害地域や温泉地などでのガス雰囲気では錆や劣化の進みが早くなります。 

機器が壊れる・壊れないというのもポイントですが、故障時に交換するパーツの生産状況も耐用年数へ大きく影響します。

メーカーとしてもなるべく多くのパーツをストックしておき対応したいところですが、近年の半導体不足に始まる様々な部材不足により対応が難しくなってきているというのが現実です。

 

また、メーカーによって耐用年数の表示は様々ですが、平河ヒューテック製の充電器は耐用年数が10年となっています。

当社で取り扱っているEV充電器では耐用年数が最長の機種で、対候性に優れた製品です。

平河ヒューテック「HCCID-K01HW」

 

 

 

EV充電器の故障の第1位を占めるのが「充電ケーブルの故障」です。

充電ケーブルは消耗品で、抜き挿し1万回で交換が必要になります。不特定多数の利用者が使うパブリック用途のものは傷みが早い傾向にあり、充電ケーブルの断線が起きやすくなります。メーカー保証は基本的に出荷から1年ですが、設置工事日を保証の起算日と定めているメーカーもあります。

 

原価償却上の耐用年数は「EV充電器」としての明示はないため、類似例で考えると、「建物附属設備の電源設備」の6年、あるいは、ガソリンスタンド付帯設備のバッテリー充電施設」の8年を使う場合が多いようです。また、使い方や目的によっては「広告宣伝用の備品」の10年を使われる場合もあります。 

 

設置について、選んだ充電器の耐用年数や仕様など、ご不明点がありましたらご連絡頂ければと思います。