- コラム
海外のEV充電器 ①
現在国内には様々な充電器が設置されています。
一般家庭ではパナソニックの普通充電器、高速道路や道の駅では東光高岳や新電元工業の急速充電器が、商業施設では日東工業や平河ヒューテックの普通充電器が設置されている所が多く見られます。
また、最近ではフェイホン(飛宏科技)やABBといった海外製の充電器を設置する事例も増えてきています。(両メーカーとも「充電インフラ補助金」の認定を受けている機器があります)
では、実際に海外ではどのようなEV充電器があるのでしょうか。
・InCharge Energy
ホーム – インチャージエナジー株式会社 (inchargeus.com)より
InCharge社はアメリカの商用車向けのEV充電インフラ、サービス、ソフトウェアソリューションの会社で、7.4kW~のAC充電器をはじめ、180kWを超える高出力の急速充電器もラインナップしています。また、ABBがInCharge Energyの経営権を取得しており、ABB製とInCharge Energy製の両方の製品から選べるようになっております。
※2022年1月現在のアメリカ国内での情報となります。
・Schneider Electric
スマートEV充電エクスペリエンスのためのeMobilityソリューション | Schneider Electric 日本 (se.com)より
Schneider Electric社はフランスに本社がある世界的な電気機器、産業機器メーカーです。
EV充電器よりもPLC(制御盤内で機器を制御する頭脳的な役割をする機器)やサーキットブレーカー等で有名です。
現在は日本国内でEV充電器は販売しておりません。
・Zletric
ブラジルのサンパウロに拠点を置き、マンション、ショッピングモール等に向けて充電ステーション設置を展開しています。
こちらは3.7kWと7.4kWの普通充電器がラインナップされています。
日本のEV普通充電器は3.2kW~6kWが主流となっています。
海外では電圧や電気の規制が違うため、出力も国によって様々となっています。
今回取り上げたメーカーの他に、世界にはたくさんの充電器メーカーがあります。
今後日本に入ってくる製品もあるかと思われます、その点に注目しながら当コラムにて順次取り上げていく予定です。