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”超”急速充電

  • コラム

”超”急速充電

日本においてEV(電気自動車)導入の最大の壁である充電インフラで規制緩和の動きがありました。 

日本政府はEVの急速充電について、年内を目途に出力が高い機器の設置や取り扱いに関して適用している規制を大きく緩めることがわかりました。 

EVの充電インフラをめぐっては、日本国内では短時間で充電が可能な100キロワットを超える急速充電器はわずか15箇所のみでEV普及の大きな足かせとなっています。 

200キロワットを超える高出力の充電器についても国内のEV充電器メーカーが蓄電池を内蔵した充電器の開発していますが、現在の規制では200キロワットの充電器は「変電設備」となり、現状では簡単に設置することができません。 

そこで日本政府は、現在の規制がEV普及の妨げになるとして、出力が200キロワットを超える充電器も一定の安全性は確保できると判断し、年内にも規制を緩和して、扱いを50キロワット超と同じ扱いにするとしました。 

 

日本政府が掲げる2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を実現するためには、電動化を通じた自動車からの二酸化炭素(CO2)削減が欠かせません。

ただ、そのためには充電インフラを更に拡充する必要があり、政府は2030年までに15万基(2021年度末は約3万基)のEV充電器を整備する方針を示しています。

 

今回の規制緩和で超急速充電を事業化する企業が増える可能性があります。

 

当社でもJFEテクノス株式会社をはじめ、100キロワット超級のEV充電器を取り扱っており、今回の規制緩和についても積極的に様々なEV充電器メーカーと意見交換を行っております。

 

今後の動向については当コラムにて追って取り上げられればと思います。