- コラム
「全固体電池」はEVに革命をもたらすか ②
以前のコラムにて、全固体電池について取り上げました(「全固体電池」はEVに革命をもたらすか – EV充電コンシェルジュ (dual-hd.co.jp))
リチウムイオン電池に代わる新型電池としてトヨタが2027年にEVで実用化を目指す、というものでしたが、ここにきて他メーカーでも動きが出てきました。
パナソニックエナジー(パナソニックホールディングス傘下)はSUBARUと電気自動車向けの電池の供給で中長期的な連携に向け協議を始めたことを明らかにしました。
具体的には、パナソニックエナジーが次世代型の「リチウムイオン電池」をSUBARUに供給し、SUBARUは、群馬県内に新たに建設する専用工場などで2020年代後半から生産を開始予定のEVにこの電池を搭載する(事を視野に入れている)そうです。
世界的にEVシフトは進んでいます。
今年1月~6月までの上半期の世界販売台数(調査会社による主要14か国の乗用車のもの)は、
・テスラ(アメリカ) → 78万8000台
・BYD (中国) →55万7000台
・フォルクスワーゲン(ドイツ) → 23万5000台
となっており、日本で1番電気自動車を販売している日産はおよそ7万台となっています。
また、先ほど名前を挙げたパナソニックエナジーは、これまで生産していたEV向け電池の大半をテスラへ供給しています。
2020年代後半以降、全固体電池と新型リチウムイオン電池のどちらが主流となるのでしょう。
動向をウォッチし、当コラム内で追って取り上げたいと思います。