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脱炭素に向けた各メーカーの取り組み ③

  • コラム

脱炭素に向けた各メーカーの取り組み ③

以前のコラムにて様々なメーカーの脱炭素に向けた指針についてふれました。 

脱炭素に向けた各メーカーの取り組み ① – EV充電コンシェルジュ (dual-hd.co.jp) 

脱炭素に向けた各メーカーの取り組み ② – EV充電コンシェルジュ (dual-hd.co.jp)

 

引き続き他のメーカーの取り組みを見ていきたいと思います。 

 

 

・テスラ 

 2023年4月6日に公表した「マスタープラン(基本計画)パート3」の資料の中で、脱炭素経済への世界的な移行へは10兆ドル相当の巨額投資が必要だが、化石燃料に依存するとさらに多くの費用がかかると指摘。 

 テスラ自体は2030年までに年間2,000万台の電気自動車を販売するとともに、年間1,500GWhの蓄電池を設置する事をゴールに設定しています。 

  

BMW 

 2030年までに、使用段階における車両1台あたりのCO2排出量を半減、また、再生された材料の利用率を最大50%に高める事を計画。 

 

・メルセデス・ベンツ 

 2030年までに製造時のCO2排出を80%削減(2018年比)を目標に掲げる。 

 また、バリューチェーンにおいて遅くとも2039年にはグリーン・スチール・サプライチェーンを実現するとの事。グリーン・スチールとは、鉄鋼製品の製造の過程で温室効果ガスが発生しない、もしくは排出量が極めて少ない方法で製造された鉄の事を指します。 

 

・フォルクスワーゲン 

 「Zero Impact Factory(ゼロインパクト ファクトリー」プログラムにより、2015年と比較して、2025年までに車両1台あたりの生産におけるCO2排出量を50%削減するという目標を設定。 

 

 

ここで気になるのが、以前当コラムで取り上げた「EUのEV化における方針転換」です。 

EUのEV化における方針転換 – EV充電コンシェルジュ (dual-hd.co.jp) 

ドイツを中心に、自動車メーカーが「e-fuel」の利用を強く推してきた事で、欧州委員会ではEV化の法案を採択できていない状況です。 

 

 

各メーカーとしての方針転換はまだ発表されていませんが、発表され次第取り上げていきたいと思います。